事故後、公式からglafitバイクのユーザーに注意喚起がされてないの、さすがにどうなの?と思ったので、glafitバイクを愛用して推してる分、ちょっと辛口に言わせていただきたく。
今回は厳しいことを言うよ。安全と命がかかってるからね。
12月3日、glafitバイクの改造番長ツルテンタンゴ氏のハンドルポストがボッキリ逝きました。
【ハンドルポスト折れた…】
交差点でブレーキ掛けたら折れて、まさかの1回転…痛ぇ…(T-T)
シートポストのボルトより危険な問題。#glafit pic.twitter.com/BCJjK1k62q— ツルテンタンゴ (@tsurutentango) 2018年12月3日
これについて、公式からはTwitterで以下の言及があったのみで12月17日現在、公式Webサイトでの発表なしです。12月21日に公式サイトで告知が出ました。
【お詫び】ハンドルポスト折れについては重要事案と認識しており、早急に対応準備に掛からせて頂きます。
ハンドルポスト接合部分にひび割れがないか確認頂き、見つかった場合は直ちに使用を中止し弊社サポートまでご連絡ください。
ご迷惑をお掛けし申し訳ございませんが、何卒宜しくお願い致します。— glafit (@glafit_official) 2018年12月4日
事故すぐ個人宛に対応はあったようで、迅速な対応……なのかもしれないけどそういう問題じゃない。ウメボシレッド可愛いよね、ステキだよ。
でもさ、
全ユーザーの安全と信頼に影響する話なんだから、公式サイトで迅速に注意喚起してくださいよ。
遅いよ……。めちゃくちゃツッコミたい所が山盛りあるんですが、告知出ただけ良しとします。
シートポストのネジ折れ問題
サドル調整ボルトが破断してサドルがはずれる可能性がある問題。こちらは公式告知があるとおり。
このときはコールセンターを設置してきっちり対応してくれたんだけど、多分まだ、交換してないユーザーも居るんじゃないかなあ。
実は私のglafitバイクも乗りはじめの頃にネジが緩んでシートがグラグラになったことがあり。
どうやらこれに絡む問題だった模様。その時は増し締めしてもらって事なきを得たんですが。
現在glafitバイクに乗っている人でまだ交換していない人。
最寄りのスーパーオートバックスで無料点検交換をしてもらえるので、まずはglafitサポートダイヤル「050-3852-2622」に問い合わせをお願いします。
走行中にサドルがはずれると、車道に投げ出されて最悪死ぬ可能性があります。
ハンドルポスト折れ問題
本題がこちら。
12月3日に発生したハンドルポスト折れ。根本からボッキリいってます。
【ハンドルポスト折れた…】
交差点でブレーキ掛けたら折れて、まさかの1回転…痛ぇ…(T-T)
シートポストのボルトより危険な問題。#glafit pic.twitter.com/BCJjK1k62q— ツルテンタンゴ (@tsurutentango) 2018年12月3日
なにが問題って、ハンドルポストが折れたバイクが、とてもいい整備環境にあったってこと。
ツルテンタンゴさんはglafitユーザーの間でも知られた改造番長で、おそらく整備知識や安全運転に関しては、glafitユーザーの中ではトップ層のかなり高い水準の人。
体型もごく普通の男性。過積載でもなく、体重に問題があったわけでもない。
通常使用の範囲で走行していたglafitバイクのハンドルポストがへし折れたって、これからいくらでも似たような状況で事故が起きる可能性が最大の問題なんですよ。
もっと悪い整備環境、過積載状態、その他もろもろ、今回事故を起こした車体より状態が悪いものはもっとたくさんある。
しかし公式では未だ、1つのツイート以降、注意喚起がない。
ユーザーの間でお互いに注意喚起して状況確認したり、話題にしているだけという有様。
でも全部のglafitユーザーがTwitterをやっているわけでもない。glafitの話題をTwitterで追いかけてるとも限らない。
ということは、ハンドルポストが折れたことを知らないユーザーの方が圧倒的に多い可能性があります。
というか多いよね、当たり前だけど。
つまり、今日にもまた日本のどこかを走ってるglafitバイクのハンドルポストが、突然折れるかもしれない。
そして今度は、最悪の死亡事故になるかもしれない。
glafitユーザーは自転車の整備知識が少ない人も多い
glafitバイクのボディはほぼミニベロの自転車です。
つまり自転車の整備知識が要求されます。とはいえ、そこまでを考えているユーザーの方が少ないでしょう。
Twitter上では改造しているユーザーの方が目立ちますが、おそらく出荷されたglafitの大多数は未改造で、そのまま乗り回している人のほうが圧倒的に多いと思われます。
整備知識が少ないということは、ミニベロのボディに起きている問題に気付けないということ。
自分のバイクなんだから自己責任といえば確かにそうですが、ハンドルやシートの問題を「日頃の整備不足だろ、自業自得!!」と言い切るのは、さすがに乱暴すぎる。
特に今回のような構造欠陥は、手も足も出ない。
ユーザー同士は仲が良く、ゆるいコミュニティを形成してお互いに情報交換が頻繁です。
でもさ、それはあくまで有志なんだよ。
応援したいからこそ、メーカーはまず安全のための注意喚起を
glafitバイクを貶したいわけではありません。
これからも信頼して大事に乗りたいからこそ、メーカーはユーザーからの信頼を失わないために、迅速な安全対策と注意喚起をして欲しいのです。
公道を走る乗り物なので、突然の故障には命がかかってます。
それがユーザーの乱暴な使い方のせいで起きたなら、それは自己責任でしょう。でも常識の範囲で走行していた車体のハンドルポストが折れるなんて、誰が想像しますか?
構造による事故が起きた車種なら、迅速にそれを注意喚起し、できるだけ多くのユーザーに公式から伝えて欲しいのです。
そもそも、問題が浮上してから対策がされるまでが長すぎる。
サドルポストのときも、6月頃に出荷が止まったあと、「なんでだろうね、新車種の発表かな?」「注文殺到かもねwww」などとのんきなことを言っていたら、7月半ばになってやっと告知。
率直に言って、小さい会社だからしょうがないではすまない告知対応の遅さを感じます。
故障問題については、まず公式で第一報の注意喚起をください。
ユーザーの不信感や不安感を放置していれば、どんどんユーザーの心は離れますよ。
事故から2週間、なんのアナウンスもなし。
今回もシートポストでの教訓が生かされてないと思いましたが、そもそも教訓と感じてないのかもしれない…。
個人に対して素早く連絡を入れ、新しい改良済みパーツを送付する。オーバーホールでメンテナンスする。
小さいメーカーならではのフットワークの軽さでしょう。素敵なユーザー対応だと思います。
でもね、ユーザーはその後ろに大勢いるのです。その大勢にするべき対応があるでしょう。
これから折れるかもしれない人たちを、なぜ放っておくんでしょうか。
放って置いてない?いや、放置されてますよ、今日も事故を知らないユーザーが、glafitを信じて乗ってますからね。
なにかあってから連絡では遅いんです。
そしてもうなにかあってしまったんだから、全ユーザーに向けて、できるだけ早く問題について告知をください。
事故も故障も、知らなければ対応できないんですから。
ユーザーに責任押し付ける前にすることあるんでは?
「悪路での走行をしない」→東京の道が悪路ならどこも走れないと思うんだけど。
「ハンドルポストの高さを規定範囲内にする」→オーナーズミーティングで車体見たけど普通の範囲でしたが。
10倍の耐久度があるというけど、折れたものは折れたよね。過度な負荷をかけないようにって、ブレーキかければ慣性の法則で前に体重がかかるわけでさ?
原因究明についてはぜひ細かくやって報告してほしいです。
ありがたいことにこのブログにもglafitバイクの情報を求めてアクセスしてくれる人が結構いるし、私自身、可愛い愛車として大切にしてます。
どうか公式が、ユーザーの信頼と愛情を裏切らないでくれますように。
glafitバイクことGFR-01。
折畳式の14インチのミニベロをベースにした原付バイクの良さを熱く狂おしくプレゼンしつつ色々とご紹介しているので見てくれ。
喪女とglafitバイク出会いと愛の日々


glafitバイクに乗る時に欲しいもの



glafitバイクに乗っていて気になったこととか


