【前回のあらすじ】
卓上で燻製ができる「もくもくクイックスモーカー」を入手したわたぬきは、燻製の旨さを知った。
チーズもソーセージも、ちょっと燻製しただけでなんと美味いのか。
しかし皿は小さい。晩酌のおつまみ程度ならいいが取り皿1つ分は少なすぎる。もっと作れないものだろうか…。

というわけで、肉を!!魚介を!!がつんと!!燻製したくなった。
しかし、本格的な燻製機は高い。ソミュール液がわからんレベルの超初心者が、初めて燻製を試すのに5~6000円から数万は出せぬ。
そこでお高いキッチン燻製機の構造を観察して、100円ショップ「ダイソー」で買えるグッズ1000円以内で、簡易燻製機を作ってみました。
こいつで自家製燻製ベーコンの簡単な作り方を紹介するぜ!!
全パーツで合計800円だ!!燻製を初めてやるなら十分使える燻製機が作れるぞ!
グッズは今回、すべてダイソーで揃えた。
本体:200円のステンレスボウル2つ
網:キャンプ用円網
油受け:蒸し台
アルミホイル・クッキングシート
マジックソルト2袋
えー、こんなんで作れんの?と思われるだろう。先にコイツで燻製した燻製の数々をご覧いただこう。
こーんな燻製ローストポークも。
こーんなベーコンも。
800円の燻製機で作れちゃうんだよ、これが。
どう?やってみたいでしょ?
よろしいならば100円ショップでグッズを集めてくるのだ。
もくもくクイックスモーカーもすごい良い物だったけどさ。燻製の旨さを知っちゃったら、自作のベーコンとか作りたくなるじゃん、ねえ?

安い肉が激旨に変身!!簡易燻製機で超簡単にベーコンを作る方法
ということで、これ↓を作ります。
このバラ肉、ハナマサの特売でグラム78円でした。超激安肉。でもね、燻製すると化けるんですわ。
所要時間は1週間と5時間ほど。レッツスタート。
まずは肉を漬け込む!!ソミュール液は百均マジックソルトで作ろう
初心者にはいまいちソミュール液ってやつがわからない。
そこでお役立ちなのが、前述のパーツにさり気なく紛れ込んでいた百均マジックソルト。
コイツがすごくいい仕事をします。
これの25g版。ハーブ、スパイス、ペッパーがあるので、2袋を上手く混ぜて肉を漬け込んだり擦り込んでいくわけです。
スパイシーな方が良ければスパイス、辛味を強くしたければペッパーを多めに行こう。
スタンダードなのが良ければハーブを2袋。
擦り込む場合はジップロックに塩を入れて肉にまぶしてもみもみすると楽ちん。
漬け込む時は水1リットルに対してマジックソルト4袋をいれて、砂糖を大さじ4~5ぐらい。沸騰させて冷ますと簡単にハーブ入りのソミュール液になるから、そこへお肉をチャプンします。
ああああ!!めんどくせえ!!!ソミュール液とかわからんが!!!という愉快なフレンズは、黒ビールの500ml缶買ってきて塩100g、砂糖50gぶち込み、ジップロックに肉ごと入れてしまおう。
あとは一週間ほど冷蔵庫で保存し、1~2時間ほど風乾燥したら燻製だ。
屋内で乾燥する時は、コンロにボウルに円網を載せて、その上に肉を置いて換気扇を回しておけばいい。
乾燥、のち熱燻1時間
表面に触ってベトベトしなければOK。
ボウルの底にチップをセットする。
直に入れてもいいが、あとの始末が大変だからアルミホイルやカップに入れておこう。
チップの量はお好みで。
チップの上に蒸し台をセットし、紙皿かアルミホイルを載せる。
最後に網の上に具材をセットしたらぴったりとボウルをかぶせる。
火を着けたらまずは中火で2~3分。フチから白い煙がうっすら出てきたら弱火にして1時間ほど放置だ。
中火で加熱中、ボウルが真っ赤に焼けるからビビるが、大丈夫だ問題ない。
あまり煙のニオイは気にならないが、ファブリック類は片付けて換気扇は強めにしておこう。
1時間経ったら火を消して完成
上のボウルが触れるぐらい温度が下がったら、そっと蓋を外すとご覧のとおり。
見てくれよ、これが初心者の作ったベーコンだぜ…。
しっとりジューシー…。
脂身も程よく塩分を吸って口の中でとろけるぜ…。
安い燻製機についてない!中皿の重要性はこれだ
ネットで5000円までで手に入る安めの燻製機には、中に台はない。
今回、蒸し台を使ってあえて皿を置いた理由はこれ。
燻製中、肉からはめっちゃ脂が垂れる。
それがチップの上に滴り落ちると、火が消えるならまだしも着火しちゃうこともあるわけ。
そこで使い捨ての紙皿やアルミホイルを置くことで、脂を受け止めてチップが燃え尽きるまで保護するという寸法だ。
燻製機のお手入れには「油職人」を使おう
燻製の汚れは実質、だいたい全部油汚れだ。そこでいつもオススメしてるのが、技・職人魂シリーズの「油職人」。
どれくらいすごいかと言うと、このコゲコゲの蒸し台。
洗剤をシュッシュして……
1~2分放置して軽くこするだけでこう!!!
油職人の凄まじさは今度改めて紹介するとして、ちょっとお高い洗剤だけど油汚れにはどこでも使える神の洗剤なのでダイレクトマーケティングでオススメする。
ボウルの簡易燻製機で満足できなくなったらなにを買えばいい?
もうここから先はお好みの世界だ。
ボウル燻製機は簡易だけあって温度管理はできないし、加熱側のボウルは5~6回あたりで耐久性の限界で買い替えになる。
本格的な燻製を長く楽しむなら、ある程度の段階で卒業することになるだろう。
私は肉が大きくなってきたので、ボウル燻製機と併用してキャプテンスタッグのBBQ用燻製鍋を購入して使っている。
長時間の燻製時にチップの継ぎ足しがしやすい構造だが、レビューを見ると網のせいで煙が逃げてしまうというので、28cmの円網と入れ替えて使用している。
ボウル燻製機よりチップの量が多いのと構造の問題か漏れてくる煙の量は多いが、概ねごきげんに燻製が楽しめている。
あとチップは超々消耗品だから、300gとかケチくさいことを言わず1kgから買っていこう。
ではよい燻製ライフを!!!
これからもしばらく燻製について記事を追加していくからぜひ飯テロられてくれ。
わたぬきの手抜きだが美味い家飯レシピや、手抜き燻製話、食べ歩きのオススメ店を紹介してます。
美味いものは美味い。どこで食っても美味い。
【家飯】お手軽でおいしい時短レシピ
ADHDゆえに気が散りまくるわたぬきにとって、究極のマルチタスクである調理は鬼門。しかし食い意地が張っているので美味いものが好きだ。
そこで捻り出し編み出した10~20分で仕上がるシンプルだが美味いレシピをご紹介しよう。
修羅場の150円飯シリーズ
1食水道光熱費込で150円、15分以内で作る、修羅場の貧乏飯。フリーランスは体が資本、修羅場だからってエナドリだけ飲んでりゃいいわけではないのです。
野菜も喰う、肉を諦めない。
https://noni-no.net/meshi/2410.html

https://noni-no.net/meshi/577.html
https://noni-no.net/meshi/358.html
自家製燻製作りは人生が変わるぞ!
修羅場を挟んだ時期に買いだめした肉を駄目にしてたんだけど、最近、燻製を覚えて席を立てない忙しい時期が「肉を仕込んで美味くする楽しい時間」に変わったよ。
もう緑色になっちゃってバイバイするお肉は冷蔵庫にいないんだ!!


わたぬきが美味いと言った店ははずさない
味の好みはあれど、私が紹介して美味いと言った店ではずした店はない(わたぬき調べ)
食べ歩きしてオススメしたい店を紹介していくよ。0.1トンのわがままボディを作った罪な店たちだ。
https://noni-no.net/meshi/189.html








