ひとりごと

【ADHD】ストラテラの効果と副作用と体重減少について話そうと思う

注意欠陥多動性障害(ADHD)の治療薬であるストラテラ。
ADHDの診断を受けた人なら、一度は聞いたことがあると思う。
かくいうわたぬきも、ADHDとアスペルガー症候群の診断がおりて投薬を受けてます。
投薬開始から、休薬期間をはさみつつかれこれ1年。上限いっぱいの一日計120mg。
ADHDにとってストラテラはどういう効果があり、副作用があるのか駆け足でまとめてみました。
なおADHDにはストラテラの他にコンサータという薬がありますが、こちらは飲んだことがないので分かりません。
今回は文字ばっかです。

一般的に言われているストラテラの副作用

  • 食欲不振、吐き気、吐く、腹痛、下痢、口渇
  • 頭痛、眠気、不眠、立ちくらみ、めまい
  • 怒りっぽい、攻撃的、敵意の発現または悪化
  • 動悸、頻脈、心拍数増加、血圧上昇
  • 排尿困難、勃起不全、多汗症、味覚異常
  • 体重減少、成長遅延

    お薬110番

特に食欲不振と頭痛、体重減少はかなりの確率で出るようです。
そのため、成長期の子供への投与は慎重に、成長を阻害しないように行われます。
成人も頻繁である必要はないですが、定期的な内科の検査は受けておいたほうがいいです。

食欲不振と心拍増加による体重減少

とはいえ、食欲不振の副作用は、大人のADHDはもはや育つ場所は腹回りぐらいなんで問題ありません。
で、問題のこの食欲不振ですが、私に出た症状はよくある「胃がもたれて食欲が出ない」とか「吐き気がして食べたくない」とも少し違いました。
例えるなら「物を食べるという行為への興味関心と衝動を喪失する」感じ。
空腹感が失われ、更に何かを食べたいという精神的な衝動や欲求がなくなり、「食事をしなければいけない」という感覚が消えます
なので、朝は野菜ジュースとスープ一杯にストラテラ、お昼は小さめのおにぎりをひとつとおかずほんの少し、午後軽くお茶とクッキー1枚とストラテラ、夜はお茶だけでも全く体が食事を求めてきません。
総摂取カロリーは明らかに1000kcalを大幅に下回ってますが、空腹感がないので、美味しそうな店の前を通っても食べたい!!という衝動がこみ上げず素通りします
空腹時に起きがちな衝動買いもなくなります。
食べないけれど動くので当然体重は急降下しますが、その状態に任せていると必要な栄養素が摂られていないので、ある日唐突に、本当に唐突に身体が限界になります

もちろん胃腸の具合が悪くなって食欲が失われているわけではないので、食べる必要があれば食事はします。
ただ、ADHDにありがちな「今食べる必要はないんだけど、なんかすごく食べたいから食べちゃおう!」という衝動がいきなり0になって、ついでに普通の人にもある「お腹すいたな、何か食べたいなあ」という感覚まで消えます。
薬を飲む。たったそれだけの切実な行動で、1ヶ月で10kg以上他になんの苦もなく痩せていきました。
ちょうど計るだけダイエットの記録を止めた頃です。

ここまで読んで、ストラテラってダイエット薬になるんじゃない?!と思った人。
この薬は神経の末端にあるノルアドレナリントランスポーターを阻害して、ノルアドレナリンやドーパミンの再取り込みを阻止します。
これによって、ノルアドレナリンやドーパミンを再吸収してしまうADHDの神経伝達物質の濃度を上昇させます。
濃度が上がることで、ADHDの「過度に気が散りやすい」症状を和らげ、注意欠陥や多動を人並みの「ちょっと気が散りやすい」程度に抑えてくれます。
これを普通の人が飲むとどうなるのか。
以前チャレンジャーな人がストラテラのジェネリックであるアクセプタを個人輸入して飲んだ経験を聞きましたが

「不必要に過集中状態になり、あらゆる外的要因がシャットアウトされる。集中しすぎて眉間や前頭葉のあたりに絞られるような痛みを覚え、脳みそが焼ききれそうで、これを飲んで普通の生活が出来るとは思えない」

そうです。
まあそれ、ADHDのもう一つの特徴「過集中」の症状に似てるんですが。
普通の人がそれになると集中し過ぎで頭痛くなってぶっ倒れますよね。

そう、これは脳神経に影響する「薬」であって、減量はあくまで副作用です

また、この食欲不振は薬がもたらす異変に身体が順応した時点で緩和されます。
私の場合は最初3ヶ月ほど強烈に出ましたが、その後徐々に緩和していきました。
そうなるとそれまで極端な飢餓状態に晒されていた身体は急激にリバウンド
一時期60kg台まで急降下した体重は、今度はたった3ヶ月で3桁の大台に。
危機感を覚えて薬との付き合い方を模索した結果、現在、ブログにアップしたような気ままな食生活を送りながら、1年にわたって微増微減の状態で維持してます。
間違っても「楽にダイエットできるなら個人輸入してダイエット薬にしてみよ★」なんて思わない方がいいです。

飲み始めから1ヶ月は不眠と味覚異常、想像力の喪失

最初に飲んだ時の効果は「頭が静かになって冴え渡り、心が凪いでいる」状態でした。
ADHDは往々にして「熱したフライパンに落とした水滴」のように動き回り跳ね回り、自由気ままに思考が爆ぜます。
普通の人に説明するなら、夢の中で意識が半分覚醒している状態。
それが良くも悪くも様々なアイディアを産み、クリエイティブな仕事に繋がることも多々あります。
それがピタリとやんで目が覚めた感じです。

ストラテラの本来の効果は1ヶ月程度の服用でようやく安定して出てきますが、薬自体は飲んで1時間程度で効果が現れます。
頭が冴え冴えとしているので、なにをするにもテキパキと動き、目的に対して横にそれることもありません。
ああこれが普通の人の思考、視野なんだな、と思ったのを覚えています。
代わりにストラテラの効果中、溢れるように出てきていたアイディアはさっぱり出てきません。
ADHDの強みでもある「常識にとらわれていると思いつかないような、無尽蔵で豊富な発想力」はストラテラによる「普通の人が持つ落ち着きと集中力」とトレードオフで消えます。
つまり、効果中、創造的な仕事はできないということ。クリエイターにとっては致命的でもあります。

さて、頭が冴えているので、飲む時間を間違えると「眠くて堪らないが全く眠れない」覚醒状態に陥ります。
無理やり睡眠導入剤を飲めば眠れますが、脳は起きようとし、体は眠ろうとする矛盾状態で、恐ろしく疲弊します。
そして口渇というよりも舌の脇が味覚の異常を覚え、大体なにを食べても味が強烈に感じました。
これは個人差があるようですが、そんな状態なので元から投薬で減っている食欲がさらに下がり…。

上手く飲めば過集中をコントロールできる

とはいえストラテラは治療薬。
別に毒でもなんでもなく、効果と作用を覚えて自分でコントロールすることで、ADHDにありがちかつ身体に負荷をかける過集中を回避したり、やりたくないがどーーーーーーーーーーーーしてもやらなきゃいけないルーチンをストレスを軽めに処理したりと、用途はあるのです。
飲んだ時の不眠などを覚悟しておけば、アイディアを出したい時は服用を減らすか飛ばし、集中してルーチンを片付ける時は少し多めに飲むなどの「自分なりの薬のコントロール」をしていけば、有用な薬ではあります。
薬剤師さんには怒られそうですが、一日の摂取上限を超えないように自分でバランスを変えて付き合っていくのが、上手なストラテラとの付き合い方じゃないかと思います。


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